東日本大震災から7年

五十衛

2018年03月11日 10:30

7年前の今日、2011.3.11金曜日の14:46。
三陸沖を震源とした日本観測史上最大のM9.0という大地震が発生しました。
東北から関東の太平洋側を中心に、大津波、大火災、地盤沈下、液状化、原発事故などの大きな被害をもたらしました。
甚大な被害をもたらした大災害の爪痕は7年経った今もなお残っています。
5年過ぎた頃から関心が薄れてきたのを感じていましたが、羽生選手が会見で被災地の事を言ってくれたり、サンドウィッチマンさんが開設した東北魂義援金が4億超えたとか聞くとまだまだ被災地の事考えてくれてると思う一方で、地元の人達だからかなとかそういう感情もあり、いつまで何でもかんでも震災に絡めるの?という周りの声もあり、正直よく分からなくなってる。
でもそれぞれの感覚というか、私は今も復興関係の仕事をして毎日被災地や復興の情報に触れているけど、いわゆるデータ的な部分が大きいので感情が入り込む事が以前よりは少なくなった気がする。
時々、こんな事あったなぁって過去の出来事として思ったり、あの時どうだったっけ?と記憶が薄れてる部分も出てきた。
大きい地震が起こると記憶が呼び覚まされる感じになるし、トラウマになってるのかもしれないけどよく分からない。
7年経つけど、トータル的には道半ば。
東京オリンピックの時に震災の事を出してもまだそんな事言ってるの?みたいに感じる人の方が多そうだなぁ。
去年も書いたけど、引きずってるとかじゃなくて、もう震災の事はいいよねって忘れられていくのが、過去の教訓を生かせずにあの日の甚大な被害をもたらしてしまった悲劇を繰り返す事になるのを分かっていない人が多い事が悲しい。
震災特番は今日は休みの人が多いだろうから、忘れない為、自分が災害に遭った時の為に見て欲しいね。
昨年も書いたけど、観光客は増えてきたし有難い事だ。
ただ、こう軌道に乗ってきた頃に次の災害が起きてるのでちょっと不安。
あとまだ仮設に住んでる人がいるのがね。
住宅関係何とかならないものかと思う。

今日はみやぎ鎮魂の日。
今日はどうか被災地に心を寄せて貰えると有難い。
14:46、失われた多くの命に黙祷を捧げましょう。

関連記事